上質なレザーと洗練されたデザインでメンズ・レディースともに人気のLOEWE(ロエベ)の財布。
幅広い世代から高い支持を受けるロエベの財布ですが、検索すると「傷つきやすい」「耐久性」という気になるワードを見かけます。

ロエベの財布は傷つきやすくて耐久性が低い?長持ちしない財布?
ロエベの財布はレザーによって傷がつきやすいものもありますが、使い方次第ではキレイな状態で長持ちさせたり、高級レザー特有の美しい経年変化を楽しむこともできます。
今回の記事では「使い方次第で変わるロエベの財布2種類の比較レビュー」と、それをもとに学んだ「ロエベの財布を長持ちさせる方法」を紹介します。
私が実際に経験して感じた”財布を長持ちさせるための一番のポイント“は
「水分に気をつける」ということ。
お気に入りの財布を長く愛用するためのちょっとした工夫や、本革のお手入れ方法について詳しく解説。また、レザーの種類で選ぶ傷が付きにくいおすすめのロエベの財布も紹介します。
ロエベの財布は傷つきやすい?耐久性は?

レビューを紹介する前に、まずはロエベの財布を知る上で重要なレザーの種類について紹介します。
ロエベの財布を検索すると出てくる「傷つきやすい」「耐久性」というワード。
ロエベの財布は「傷つきやすくて耐久性が低い?」という疑問が湧きますが、結論から言うと
ロエベの財布の耐久性はレザーの種類によって違いがあります。
「傷つきやすくて耐久性が低い」ものもあれば「傷つきにくくて耐久性が高い」ものも。
まず知っておきたいのが、ロエベの財布で主に使われているカーフレザーという革について。
生後6ヶ月以内の仔牛の革。肌目のキメ細かさと柔らかさが特徴で、牛革のなかでも特に高級で上質な革。デリケートで傷がつきやすく耐久性が低いという特徴も。

さらに、濡れた手で触ることでも耐久性は落ちるので水には注意
ロエベでは、このカーフレザーを加工する方法によって呼び名を変え、「種類分け」をしています。
それぞれどんな特徴があるのか見ていきましょう。
ロエベの財布|レザーの種類
ロエベのレザーには様々な種類がありますが、特に人気のある財布に使われているレザー3種類をピックアップしました。
これ以外にも、リピートシリーズに使用されているシルクカーフや、新作のインフレーテッドアナグラムに使用されているサテンカーフなどもあります。
「傷つきやすい・耐久性が低い」ロエベの財布
特に傷がつきやすいのはクラシックカーフ(スムースカーフ)の財布です。
クラシックカーフは人気の「パズル」シリーズなどに使用されています。高級感があり惚れ惚れするほど美しいフラットさが魅力の反面、傷がつきやすい・傷が目立ちやすいというのも特徴。

ちなみにこの記事の成功例レビューで紹介するのはこのクラシックカーフの財布。扱いに気をつければ傷などを最小限に抑えてキレイに長持ちさせることも充分可能です!
「傷つきにくい・耐久性が高い」ロエベの財布
そして、逆に傷がつきにくいのはソフトグレインカーフとペブルグレインカーフの財布。加工により凹凸などのシボがあり、耐久性に優れていて傷が付きにくいのが特徴です。
ソフトグレインカーフとペブルグレインカーフの財布で、特に今人気があるのは
どちらもコンパクトに持てる人気のミニ財布。
他にも、キャッシュレス派に人気のコインカードホルダーなら、ソフトグレインカーフはスクエア コインカードホルダー、ペブルグレインカーフは「アナグラム」シリーズのカードホルダーなどがあります。
傷がつきにくいロエベの財布をお探しの方は是非チェックしてみてくださいね。
成功例と失敗例レビュー|ロエベの財布を長持ちさせる方法

では、私が実際に使用して使い方の違いで状態に大きな差がでたロエベの財布2種類のレビューを紹介します。
一つ目の財布は”長持ちさせる”ことに失敗。その失敗を生かしたことで二つ目の財布では”長持ちさせる”ことに成功した例です。
メインの財布として頻繁に使っていた期間は同じくらいで、使用期間はどちらも約2年間です。
長持ちできなかった・できた、それぞれの理由と長持ちするために気をつけるポイントをまとめました。
【失敗例レビュー】長持ちしなかったロエベの財布
まずは、使い方が悪かったためにレザーの損傷が激しく、使用を断念した”長持ちしなかった失敗例”から。

LOEWE Paula’s Ibiza ラウンドジップ長財布
定価:9万円
素材:カーフレザー
カラー:ブルー
状態:レザーの傷みが激しく使用を中断。数年間放置。
迷路をイメージしてデザインされた、表面の凸凹が特徴的な「LOEWE×パウラズイビザ」のコラボアイテム。
こちらの財布は「水分」に注意しなかったことが原因でレザーの表面が傷んでしまい、使用できる状態ではなくなってしまいました。

レザーの傷みが激しい部分。
原因となった「水分」ですが、具体的には繰り返し濡れたままの手で手持ちしていたため。触るとベタベタする状態です。

反対側も同じ状態。手持ちする時に触れる部分の表裏・底部分の劣化が分かりやすく目立ちます。

中は比較的キレイな状態。
↓表面の損傷を詳しく見てみます。

擦れによる傷もありますが、やはり水分で傷んだ部分の傷みはひどく、ドロドロとした状態に。
そして、放置状態だったこの財布を今回数年ぶりに触ってみて気付いたことが。
それはジップの開け閉めがスムーズにいかないこと。

なかなか動かせず、引っ掛かりながらなんとか動かせるような状態。
この理由については保存状態に問題があったようで…
ジップ部分をよーく観察してみると、なにやら細々とした青緑色の物質が付着しているのが確認できます。これは青緑(りょくしょう)と呼ばれる金属に発生する青サビ。

この青サビは汗や皮脂などを拭き取らず放置していると高確率で発生するというもの。
放置していた財布を見て今回学んだのは、正しく保存する方法を知らないとこのような事になるということ。
私の場合、この財布はもう使わない(使えない)ので特に問題はなかったのですが、今は使わないけどまたいつか使いたいという財布に関しては正しく保存する方法を知っておく必要があります。
これについては▼下記の「ロエベの財布の保管方法」で解説します。
こちらのレビューで紹介した「LOEWE×パウラズイビザ」のコラボには財布以外にも様々なアイテムがあります↓
長持ちしなかった理由は?
長持ちしなかった理由を簡単にまとめるなら「かなり適当で乱暴な扱いをしていた」からですが、なかでも原因となったと思われる具体的な行動は次の3つ。
特にこの財布が長持ちしなかった決定的理由はやはり「水分」です。
それぞれ見ていきます。
1.濡れた手で触る
本革の扱いで水はNG!
濡れたままの手でそのまま触る(持つ)のはやめましょう。
2.手持ちしすぎ
ちょっとそこまでという時は”財布だけを手で持って行く”となりがちですが、手持ちばかりしていると汗や皮脂で革が傷む原因になります。そして、急な雨で濡れる場合も。
3.バッグにそのまま入れる
バッグに入れる時にポイッとそのまま入れていると他の荷物との摩擦により汚れが付いたり傷が付いたりするので注意。
このような行動によって、一つ目の財布は長持ちさせることができませんでした。
ただ、この失敗を生かしたことにより、次に紹介する二つ目の財布では”長持ちさせる”ことができたのです。
【成功例レビュー】長持ちしたロエベの財布
こちらの財布もメインで使っていたのは約2年間。メインではなくなったため使う頻度はだいぶ減りましたが、ミニ財布と使い分けながら今でも使用しています。

LOEWE Puzzle ラウンドジップ長財布
定価:10万円
素材:カーフレザー(クラシックカーフ)
カラー:タン
状態:多少の使用感は感じられるものの、かなりキレイな状態。
美しいスムースレザーに一目惚れして購入したロエベの人気シリーズ「パズル」の長財布です。
すべすべとした肌触りがとっても気持ち良く、お洒落なキャメル色のカラー(タン)もお気に入り。収納力が高くて使いやすく、長財布派の方におすすめの財布です。
こちらの財布は上でも紹介した傷がつきやすいクラシックカーフの財布です。
ただ、使い方に気をつけていればこんなにキレイに保つことは可能!と言える、かなり良い状態を保てていると思います。
詳しく見ていきましょう。

パズルのように組み合わされたレザーに、特徴となるロゴが効いたデザインの「パズル」シリーズ。滑らかで凹凸の少ないクラシックレザーが上品な印象です。

裏側。

ラウンドファスナー部分。こちらは滑りも良好でスルスルーと開閉できます。

中の状態。撮影のために抜きましたが普段はカード類などもしっかり入れているので、カード入れ部分の伸びなどは多少あるかと。また、コインケースのジップまわりの生地に若干ボサボサ感も。
ただ、中のカラーが黒なこともあって使用感はほとんど目立たず普通にキレイな状態。
全体的に見ても大きな使用感を感じる部分はあまりなく、かなりキレイな状態なのでは?と思います。
ただ、今回のレビューをするにあたり、よーく観察すると小さな汚れやキズも確認できました。

表面。小さな黒い斑点を発見。何かの汚れが付着したようですが、目を凝らして見ないと分からないくらい小さいもの。

裏面。うっすらと分かる程度の何かの凹み跡と擦り傷。
パッと見ただけでは全然気になりませんが、目を凝らして観察すると、このように多少の傷などが確認できました。ただ、わざわざ光に当てて角度を変えながら観察して見つけられるくらいのもの。(今日までまったく気付かなかったくらい)
使用しているとどうしても付いてしまうシワや傷などの使用感はあるものの、2年間フル活用していたことを考えると、やはり全体的にかなりキレイな状態は保てているのではないかと思います。
こちらでレビューした「パズル」シリーズの財布はこちら↓
長持ちした理由は?
基本的には一つ目の財布で失敗した原因だと思われる行動を避けるために工夫をしてみたという感じです。
実践した具体的な工夫というのがこちら。
なかでも一つ目の財布で失敗した一番の理由、「水分」には特に気をつけるようにしました。
1.手持ちは極力しない
近所に行くだけという場合でも、手持ちによる汗や皮脂によるダメージ防止のために必ずバッグに入れるというちょっとした一手間を習慣にすると◎
2.バッグにそのまま入れない 又は バッグ内接触を遮断
バッグに入れる時にも一工夫。バッグ内で他の物と接触しながら持ち歩くと擦れて汚れや傷の原因になるため、そのまま入れずにバッグ内のポケットなど単独で入れられる場所へ。
バッグ内にポケットが無い場合は、他のものからガードするようにハンカチなどで仕切りを作るのもおすすめ。(タオルハンカチなど厚手の物なら更に◎)
3.濡らさない・湿気を気にする
本革は水に弱く、シミやダメージの原因になるため「水分」は特に注意。重症化すると私が使っていた一つ目の財布のようにドロドロ状態に…
そして、普段財布を置いている場所は「湿気が高くないか?」という点も見直してみることをおすすめします。
なぜなら、多湿環境での本革の財布保管は色移りや型崩れの原因になる恐れがあるため。
成功例で紹介した私の二つ目の財布は、普段自分たちが生活をしている湿度が快適に保たれている場所に置くようにしています。
では、適切な財布の保管方法、さらにお手入れについて詳しく見ていきましょう。
ロエベの財布の保管方法・お手入れ方法
失敗例レビューでも触れていた通り、失敗例の一つ目の財布では保存状態の悪さで青サビが発生していました。
そんなことにならないためにも、大切な財布を正しく保存する方法を知っておく必要があります。
それについては、財布を購入した時に付属していた説明書にしっかりと記載されていましたので紹介します。

▼上記の説明書から保管や製品の注意事項に関して大切だと思われる箇所をピックアップしました。
↓購入した時に付いてくる布製のポーチはこちら

公式によると、このポーチに入れて保管することにより形状を保って品質低下を防ぐ効果があるそうです。
しばらく使わない財布は汗や皮脂などの付着をしっかり拭き取り、直射日光・熱・湿気に注意した最適な場所で付属ポーチに入れて保管することをおすすめします。
また、説明書にもある通り、ロエベではアフターサービスについての案内もしてくれます。何か困ったことがある場合は相談してみるのもおすすめです。
本革の財布を長持ちさせる工夫
他にも、本革の財布を長持ちさせるための工夫は、
カード類や小銭、レシート類などをパンパンになるまで詰め込んむのはNG。財布の生地を傷めたり型崩れする原因に。
キャッシュレス派、現金派でも財布に入れる内容は変わるため、自分に合った容量の財布を選ぶようにしましょう。
本革に最適な馬毛ブラシなどを使って表面のほこりや汚れをこまめに落とすことで色褪せ予防やカビ予防に効果的です。
また、革用クリーム(デリケートクリーム)で潤いを与えると発色が良くなり長持ちします。

また、特に男性に多い、お尻ポケットに財布を入れるのも湿気や型崩れの原因になるため要注意です。
ロエベの財布の経年変化
カーフレザーは傷がつきやすく耐久性が低いデリケートな革ですが、正しく使えばエイジング(経年変化)を楽しめるという特徴もあります。
高級で上質なレザーは使い続けると独特のツヤが出て深みが増した色になり、手に馴染む自分だけの財布を育てることができます。
加工などによってはあまりエイジングが出ないものもありますが、ロエベのレザーは品質の良さから経年劣化ではなく美しい経年変化を楽しめるという魅力を持っています。
まとめ
この記事では「使い方次第で変わる“長持ちさせることに成功・失敗した”ロエベの財布2種類の比較レビュー」と、それをもとに学んだ「ロエベの財布を長持ちさせる方法」を紹介しました。
しばらく使わない財布を保管する場合は汗や皮脂などの付着をしっかり拭き取り、直射日光・熱・湿気に注意した最適な場所で付属ポーチに入れて保管すると◎
また、ロエベで傷がつきにくい財布なら「ソフトグレインカーフ」と「ペブルグレインカーフ」がおすすめ!
財布を長持ちさせるために必要なのは「知識」と「大切に使う気持ち」
失敗→成功を経験した私が財布を長持ちさせるために必要だと感じたのは”本革にNGとされる知識を知りその行動は避ける“こと、そして”大切に使おうという気持ちを持つ“ことです。
当たり前なことかもしれませんが、大切に使おうという気持ちを持つだけで自然と扱い方は変わるのだと強く実感しました。
上記でもあげた”長持ちさせるためにやっていたこと”も、決して神経質になってやっていたわけではなく、「大切に使おう」という気持ちから自然と工夫しはじめた行動という感じです。
財布はいつも持ち歩くものなので多少の傷が付くのも仕方がないですし、それにも愛着が湧きます。
上質なレザーを使用した高級なロエベの財布。経年変化を楽しみながら、無理せずに自分ができる範囲のちょっとした工夫をするだけでも財布はキレイに保てますし、長く愛用できるものになると思います。
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